クジラの宝箱

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子供時代に帰るブログ。絵本や児童文学を中心に、癒されるもの、ワクワクするものをご紹介します。

夢分析を受けたら、少しずつ成果が出始めた話。

夢分析アイキャッチ

私はユング派の「夢分析」というカウンセリングを受けています。

 

夢分析とは心理療法の一種で、 自分自身に悩みがある時はもちろん、自分の潜在能力を高めてもっと活躍したい!というときにも使われているようです。

 

(フロイト派かユング派かで分析方法が全然違うらしいですが、私はユング心理学が好きだったので、最初からユング派の研究所に行きました。)

 

夢分析を受け始めて結構経ちましたが、徐々に自分に変化を感じ始めたので、今回は夢分析の受け方から、どのように変化が見られたかということを紹介したいと思います。

 

メンタルの弱さを改善したい、生き辛さをどうにかしたいという人や、今よりもっと自分の潜在能力を活かしたいと思っている人にとって、夢分析はかなり有益なツールだと思います

 

あくまで体験談であって、専門知識をもった心理学のプロではないので、夢分析を受けたクライアント側の感想としてご覧くださいね。

 

生き辛さを解消したい、夢分析が気になっているという方の参考になれば嬉しいです。

 

夢分析とは?

ユング派における「夢」とは、心の「無意識」を表す領域です。

 

その無意識の世界を意図的に把握して、自分の悩みの原因を見つけたり、本当に望んでいるものを見つけたりしよう、というのがユングの夢分析です。

分析心理学(あるいはユング派)においては、夢は無意識、特に集合的無意識あるいは元型から意識に向けてのメッセージである。そして、そのメッセージをセラピストが抱え、必要に応じてクライエントと共有するなどして、メッセージをクライエントが受け取れるように行われる一連の作業のことを夢分析と呼ぶ。

ユング派の夢分析は、一般のいわゆる夢分析のイメージと異なり、夢の意味を収束的に一つの解釈に導くのではない。夢に対して「拡充法」という技法を時に適用しつつ、対話などを通じて夢からもたらされるさまざまなイメージおよびその持つ意味などを膨らませ、意識と夢(ひいては無意識)とのつながりを再構築し深めてゆく、といった作業を行う。これは無意識からのメッセージと向き合うことによって自己実現に至るための方法であるとされている。

夢分析 - Wikipediaより引用。

 

ちなみに研究所に通い始めたときに教えてもらったのですが、夢占いは夢分析と似ているものの、あくまで「統計学である」ということでした。

 

例えばへびが出てくる夢をみたなら、「夢分析 へび」といったキーワードで調べてみるかもしれませんが、それは過去にへびの夢を見てきた人たちのデータに基づいた「こんな可能性を示しているかも」という“統計”。

同じ物でも、人によって「へび」がどんな意味を指しているのかは全く異なるのだそうです。

 

へび

夢にでてきた「へび」からどんな印象を受けたか?といった連想を通じて、無意識はどんなメッセージを送ってきているかを知る、というのがユング心理学の「夢分析」です。

 

夢?無意識?うさんくさい…そんなので心の分析ができるの?という感じもします。日本で初めてユング派分析家の資格を取得した河合隼雄さんは、日本へユング心理学を持ち帰る際、そういった「目で見えない」「科学的でない」といった抵抗感が生じることを理解できたため、まずは夢分析ではなく、実際に目で分かる「箱庭療法」から紹介を始めたそうです。

またユング心理学は、クライアントに役立つことを第一に考えられて発展してきた分野であり、人によって解釈が異なるため、むやみに学問化したり科学とするべきではない、ともおっしゃっています。

心を学問化するなんて無理だと思っていたので、これを読んだときはもっともだと思いました。)

 

脱線しまくりましたが、これが、私の受けてきたユング派の夢分析です。

 

そもそも、なぜ夢分析を受けようと思ったのか?

私は創作活動をしているのですが、ターゲットが「傷ついた子供」になってしまうことが多々ありました。センシティブな内容を取り扱うのであれば、子供の心理学をきちんと勉強しよう、と思ったことが心理学に興味を持ったきっかけです。

 

最初はアドラー心理学の本を一冊読みましたが、「心理学なのに、ぜんぜん心に寄り添っていない気がする…」と、どこか腑に落ちず(個人の意見です!)、続いてユング派の心理療法レポートを読みました。

 

すると、アドラーのときよりも、カウンセラーの受け答えや治療への考え方に血が通っているような気がして、この先生ややり方だったら信頼できるなあと感じました。

 

また、自分の過去の経験と傷ついた人たちの姿が重なって、まるで自分に起こった出来事のように心が痛みました。

うなだれた人

もちろん本当の辛さは当事者にしか分かりません。しかし、その本を読み終えた後はしばらく自身もメンタルがやられてしまうほどダメージがありました。

 

そこで気づいたのは、自分が思っている以上に、まだ自分自身が「過去に傷ついた体験」にとらわれている、ということでした。

 

今まで日常生活で感じてきた「生き辛さ」は、過去のトラウマに原因があると薄々感じてはいたものの、過去のトラウマがどのように「今」に反応しているのか、そのメカニズムまでは分かりませんでした。それに、そこにきっかけがあるからといって、自身の辛さを改善できるとは思っていませんでした。

 

しかし、心理療法のレポートを読むと、ほとんどの方は長期間夢に取り組むなかで、ときには命がけともいえる状況に陥りながらも、絡まった糸をほぐすように確実に問題を「克服」していっていました。

 

体験談に出てきた人たちのように、過去の出来事にケリをつけられるなら、自分の日常生活の生き辛さが解消されるかもしれない。そうすれば、自分の過去も無駄にはならないし、少しでもいま辛い思いを抱えている方に自分が何かできることもあるかもしれない、と思ったのです。

 

そうして私は、治療時のやりとりや考え方に信頼できた、ユング心理学派の研究所でカウンセリングを受けることを決めました。

 

夢分析のやり方

研究所により方法はまちまちなのかもしれませんが、私が受けている方法を簡単にご紹介します。

 

流れと言っても、日常で夢を見たら覚えておいて、決められた日時に研究所へ伺い、次回のカウンセリングではその夢の内容を伝え、夢から連想する出来事や印象をただ話していくだけです。

 

ちなみに研究所では、受付の方とカウンセラー以外の人とは会うことがないように工夫されており、他のクライアントとすれ違ったりすることがないように時間調整されているようです。

クライアントが安心して心を表現できる空間を徹底して作られていて、そんな部分からも信頼できると感じていました。

 

カウンセラーの待つ部屋に入ったら、ただ「話すだけ」なんですが、不思議と自分の心の核とも言える部分にながっていくので不思議でした。質問されたりしながら連想を続けていくんですが、話しながら自分の本当の気持ちに気づいていく感覚です。

 

カウンセラーの方はやはりプロだなという感じで、「こちらが勝手に自己理解していっている」と錯覚させられるほど質問上手で、聞き上手です。

 

カウンセリングすると不思議に理解できる夢の意味も、始まるまでは全く理解できないので、やっぱり夢分析は一人ではできないと思います。

実際に夢分析を体験してみて、どんな変化があったか。

初回から今までの期間の変化をざっくりとまとめてみたいと思います。

カウンセリング初期

初回は夢分析ではなく、自分のことや、これまでの辛かった出来事などを話した。どんなことが辛かったのか、傷ついていた経験や家族の問題など、なんでも。この会話で、自分の奥底にあった傷を再認識する形となった。

現実の状態

疲れていて毎日辛いけど、我慢できなくはないという状態。憂鬱感は慢性的にあったが、今まで通り。

感想

 ・傷を引き戻す作業が中心だった。

 ・カウンセリング中、涙が出そうになったり感情的になることもあったが、意識上では、そこまで精神的には負担になっていなかった。

 

カウンセリング中期

次第に悪夢ばかり見るようになる。追いかけられる夢や異様な光景ばかり。

現実の状態

悪夢を見るようになり始めてから、メンタル面が徐々に悪化。しだいに休みの日は何もできなくなり、とにかく寝たきりに。テレビも見れない。頭に話が入ってこない。嫌なできごとのフラッシュバックの連続。最終的に精神疾患になり、会社を退職した。

感想

・事前に体験者のレポートを読んでいたので、改善していく過程で一時的に体調が悪くなるパターンがあることは知っていた。

・辛い気持ちになることはあるものの、体調が悪くなるほどではないと思っていたので、悪夢ばっかり見始めるようになって不思議だった。それにつられるように精神的に辛くなったのも、思い返すと不思議。夢分析をしたから、という実感はなかった。

・普段から感情を抑えてしまうクセがあるので、その分無意識内ではとても辛い体験だったのかも?とも思った。

・メンタル面が悪くなり始めてからは、実生活も本当に辛かった。

・会社を退職したことは、これまでの生き方を改めるときだった、という面もあるだろうし、自分に必要な出来事だったと認識している。

(文面だけだと誤解されそうですが、退職を決めたのは自身の意志であって、そのような勧めがあったわけではないです。遅からずともこうなっていたと思います。)

 

カウンセリング今

徐々に夢が変化。悪夢を見なくなる。夢の中に味方が出始める。敵対する相手に言い返す力が出始める。しかし、自分をギロッと睨んで動けなくさせる存在もいつも同時に存在している。

現実の状態

・夢が変わり始めて少ししてから、体調がよくなり始める。

・おそらく、仕事を辞めてゆっくり休養できたのもよかったのではないかと思われる。会社をやめて2か月はほとんどベッドの上だった。たまにでかけてもすぐに疲れはててしまったが、徐々に悪夢をみなくなり、味方の存在が現れ始めてきてから少したったら、精神的にも体調的にも調子がよくなり始めた。(徐々に自分のペースで勉強や求職活動を開始)

感想

・元気になり始めると、つらかった理由がわからなくなってしまう。本当にあれは緊急事態だったのだと感じる。

・また、自分のなかにとても強い監視の目があることを実感したうえで、それをあえて気にしないようにコントロールできるようになってきた。例えば、電車の中でカバーをかけずに本を読むと、周りに「変な本を読んでるな…」と思われてしまうのではと考えてしまうこともあったが、それが気にならなくなった、など。これだけでも、とても日常生活が楽になっている。

 

 

 

夢の内容は膨大だし、個人的に大切にしたいので詳しく書きませんが、ざっくりまとめると、こんな感じです。

 

しかし、夢って本当にすごいのですね。

私のつたない文章では伝わらないかもしれませんが、自分が感じている、考えている以上のことを「自分の知らない自分」が理解していて、それにまつわる夢を提示してくるというような出来事があって、本当に「無意識からのメッセージ」を受け取っている感覚を味わいました。

 

また、夢の内容が変わると、しばらくしてメンタルの調子が変わり始めるのも不思議な体験でした。

カウンセラーの方いわく、「無意識が変わると、次に意識上で変わってくる」とのことでした。

 

まだカウンセリングは終わってはないので、終わったころにまた振り返ろうと思いますが、変化があるということは身をもって体験しました。

夢分析、個人的にはとってもおすすめ

 生き辛さなどを抱えている人や、本来の自分の良さがなかなか日常生活で活かせていないと思うという方は、夢分析はとても役に立つのではないかと思います。

受けると受けないとでは、今後の人生の過ごし方が大きくかわると思います。それほど、自分にとっては有意義な経験になっています。

 

一人でやるのも無理ではないらしいですが、自分の夢を客観視するのはプロでも至難の業のようですので、プロにまかせたほうがいいと思います。

ただ、少し触れたように一時的に体調が悪くなる場合もあったり、やらないほうがいい人(今改善したいことなどがない人や健康な人)や、薬でないと治らない方もいるようなので、プロの意見をよく聞いた上で、自己責任で判断してください。

夢分析は、無意識からの影響の強さにクライエントの自我が耐えきれず、クライエントの精神的健康を大きく損なう可能性があるため、たとえばユング派分析家の資格を取得しているなど、訓練や教育を十分になされた者が実施するものであるとされている。

夢分析 - Wikipediaより引用。

 

おそらく研究所などで初回体験できるとおもいます。受けられるかどうかは各研究所で体験などして、プロに判断してもらってください。